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猫のヘモバルトネラ症(猫伝染性貧血)

ヘモバルトネラ・フェリスという病原体が赤血球の表面に付着することにより、赤血球がどんどん破壊されて貧血になる病気です。
猫から猫へ伝染するため、「猫伝染性貧血」とも呼ばれています。

 原因
 
ヘモバルトネラ・フェリスが原因ですが病原体そのものに不明な点が多く、感染経路もはっきりとはわかっていません。
ヘモバルトネラには特徴があります。赤血球に付着したヘモバルトネラは時間が経つと消失しますがその後数日して再び現れる、という消失・出現を不規則な間隔で繰り返します。
今のところ考えられている感染の原因としては以下の二つです。

・(若いオス猫に多い病気なので)ケンカのときに病原体入りの血液が傷口に付いて感染
・病原体を持っている蚊やノミなどの吸血昆虫が猫を刺したときに感染

 症状
 
(1) 貧血
貧血によって元気や食欲がなくなる、粘膜が白くなる、呼吸が速くなる、痩せるなどの症状がみられます。ヘモバルトネラ・フェリスの消失・出現に比例して赤血球数が増減しますが、次第に貧血が進行して死亡することがあります。
(2) 脾腫
脾臓が腫れます。脾臓は胃の下にあるので、お腹が腫れたような状態になることもあります。

 診断
 
(1)症状から診断
(2)ヘモバルトネラ・フェリスの検査
血液を調べて赤血球にヘモバルトネラ・フェリスが付着しているかどうか調べます。ただし、ヘモバルトネラ・フェリスが消失する期間があるため、最初の検査でヘモバルトネラ・フェリスが検出されなくても数日間連続して検査する必要があります。

 治療
 

ヘモバルトネラ・フェリスにはテトラサイクリン系の抗生物質が有効です。急激な貧血に対してはステロイドも使います。しかしヘモバルトネラ・フェリスを全滅させるのは難しく、回復しても何らかのきっかけで再発します。

早期に治療を始め、合併症がなければ助かることが多いです。猫に異状を感じたら、すぐ病院で診察を受けるようにしましょう。


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