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ハムスターの皮膚型リンパ腫

ハムスターのリンパ腫は、主に背部に、治りにくいかさぶたや化膿性の皮膚病変が発生します。病変は次第に大きくなって、それと共にハムスターは衰弱して死に至ります。
リンパ腫は完治が困難な悪性腫瘍です。

 
 発生
 
中年以降のゴールデンハムスター(キンクマ)に比較的多く発生します。ジャンガリアンなどのドワーフ種にはほとんどみられません。明らかな皮膚病変のため、簡単に発見できますが、簡単な傷か、湿疹と思われて、放置されるケースも少なくありません。

 
 原因
 
はっきりとした原因は不明ですが、栄養、遺伝、ウイルスや化学物質の関与、免疫系の異常等が発生要因と考えられています。

 
 診断
 
特徴的な皮膚病変から推測が可能ですが、確定診断には、患部の病理組織検査が必要です。

 
 症状
 
体表部に、脱毛、発赤、かさぶた、潰瘍が発生してゆっくりと広がっていきます。二次感染を起こすと、化膿して悪臭を放つようになります。病状が進行して、末期になるまでは、多くの場合、食欲、元気共に良好です。

 
 治療
 
リンパ腫は、悪性腫瘍ですので、抗癌剤の投与が考えられますが、効果とハムスターに対する安全性から、実際は、免疫賦活剤やステロイド剤、二次感染治療のための抗生剤に加えて、栄養状態の改善に努めて、体力の低下を防ぐ治療を行うことが多いです。
病変が単一の場合は、手術によって切除を試みる場合があります。
考慮されるすべての治療は、病気を完治させるものではありません。一時的な改善をみてもやがて進行してしまいます。しかし、積極的な治療は、苦痛を和らげて、一定期間全身状態を良好に保つことが可能です。

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