第2回:ニュージーランドの夏

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きなこのニュージーランド犬通信

盆と正月が一緒に来る、南半球の夏

最後のひと口は、ちょっと多めに残してあげます

南半球・ニュージーランドでは今まさに夏まっさかり!・・・と言っても、日本ほど気温も湿度も高くはなりません。オークランドでは最高気温が30℃に届くことが、1年に数回あるかないか。あとはせいぜい25〜26℃といったところです。冬場は雨の多いこの街ですが、夏は毎日のように晴れマークが並んで、気持ちのいい日が続きます。青い空に青い海、住んでてよかった〜!と毎年心から思うのもこの季節です。

そんなニュージーランドの夏は、まさに「盆と正月が一緒に来た」という感じで、大人も子供も大はしゃぎ。これはモノの例えではなくて、本当にクリスマスもお正月も夏休みも、とにかく楽しいことは全部 『夏』 にギュッと集中しているという、季節が反対の南半球に独特の感覚なのかもしれません。

 

犬たちと一緒に、明るい夜を楽しむ

さて、夏を楽しくしているもう1つの要因は、何と言っても明るい夜です。ニュージーランドでは夏時間を採用しているので、オークランドでも夜9時すぎまで、南島クィーンズタウンの方では10時ごろまで明るいとのこと。さらに今年からはこの夏時間の実施期間が2週間伸びて、ちょっとトクした気分になりました。

こうした明るい夜を上手に楽しむのも、Kiwi(ニュージーランド人)たちが得意とするところ。とにかく仕事を終えて帰宅して、夕食を終えてもまだ太陽がサンサンと輝いているわけですからね。食事の後にスポーツをしたり、ガーデニングをしたりと、みなさん1日を有効に使っています。

外で食べると、ついつい甘くなってしまいますね

そしてもちろん、これは犬と飼い主さんにもたいへんありがたいシステム。冬は5時ごろには暗くなってしまうのですが、ニュージーランドの住宅街は街灯が暗く(あまり明るくすると苦情が出るそうです)、危なくて散歩どころではありません。それが夏の間は遅くまで明るいですから、仕事から帰ってきた後でもゆっくり散歩に行くことができます。ご近所の犬たちも、夕食が終わってから飼い主さんとジョギングに出かけたり、公園でボール遊びをしたりしてたっぷり楽しんでいます。夜が明るいと、それだけ犬たちと一緒に遊べる時間が増えるということなんですね。

 

ブッシュウォーク

真夏でも涼しいブッシュは散歩に最適

そしてもうひとつ、夏といえば海!・・・と言いたいところですが、残念ながらオークランドの多くのビーチでは夏時間の期間中は朝晩を除いて犬禁止のビーチがほとんどです。そのかわり、この時期に犬連れでよく行くのはブッシュウォーク。

ニュージーランドでブッシュといえば、いわゆる「原生林」のことで、住宅街などにもあちこちに残っています。もちろん季節を問わず歩けるんですが、雨の多い冬は足場が悪く、犬たちがドロドロになるので帰ってきてからが大変。やっぱりシダやヤシの茂みがひんやり涼しい夏のほうがずっと快適です。

原生林といっても、たいていはキチンと遊歩道ができていて、標識なども設置されているので迷うことはありません。コースもループ状になっていたり、距離や所要時間の長短をいろいろ取りそろえてあったりするので、その日の気分や体調などに合わせて選ぶこともできます。・・・とはいえ、軽い気持ちで歩き始めると大変。ちょっとした散歩のつもりでも、ハアハア息切れしそうな山道になっていたりして、ルートによってはけっこう本格的です。

チャーリーは、世界で一番タフなポメラニアンかもしれません

それなのにわが家のチャーリー(ポメラニアン)は、なぜか普通の散歩よりもブッシュウォークのほうがずっと元気に歩きます。坂道を上ったり下りたり、小さい足では歩きにくい石ころの歩道があったりもするんですが、ものともせずにけっこうなスピードで1時間ぐらいズンズン歩くのにはびっくり。やっぱり住宅街のアスファルトよりも自然の中のほうが、犬たちも楽しいんでしょうね。

このようなブッシュウォークは市が管理しているのでもちろん無料。犬たちと探検気分で知らない森を歩くのも、なかなか楽しいものですよ。

野外コンサートの楽しみ

視線の先にあるのは・・・お弁当?

またこの季節、大きな公園などでは無料の野外コンサートがたくさん行われます。こんなところももちろん犬連れOK。みなさん自宅からワインやチーズ、時にはカウチ(!)まで持ってきたりして、自宅のようにくつろいでいます。素敵な音楽をBGMに、木陰で涼しい風に吹かれながらお昼寝したり、フィッシュ&チップスやアイスクリームを犬たちとちょっとだけシェアしたりするのは、夏ならではのこの上ない幸福です。

そうそう、ニュージーランドにはいわゆる「ドッグカフェ」はありませんが、一般のレストランやカフェなども基本的には外の席ならどの店も犬連れ可能。といっても冬はやっぱり寒いですから、犬連れでお店に行くのも夏限定のお楽しみ、と言えるかもしれません。

この国に来て感心したのは、こうした場所にいる犬たちのお行儀がとてもいいこと。公園やお店などにいても、他の犬やヒトに必要以上に興味を示さず、いかにも家族の一員という顔で輪に加わっているのが、とっても微笑ましいです。

さあ、そんな楽しい夏時間も、今年(2008年)は4月5日で終了。残された季節を、私も犬たちと思いきり満喫しようと思っています。

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