第12回:介助犬ってどういう犬なの? 〜介助犬を援助するイベントに参加しました〜

ペットWEBマガジンアイリスペットどっとコム 犬といっしょ
  1. 第12回:介助犬ってどういう犬なの? 〜介助犬を援助するイベントに参加しました〜

きなこのニュージーランド犬通信

ウォーキングイベントに参加

イベントの参加証。途中のチェックポイントでスタンプを押してもらいます。

イベントの参加証。途中のチェックポイントでスタンプを押してもらいます。

先日、地元クライストチャーチのロータリークラブが主催したウォーキングイベントに行って来ました。

スピーチをするゲイルさんとアウディ。ちなみに寝そべっているのはご主人。(笑)

スピーチをするゲイルさんとアウディ。ちなみに寝そべっているのはご主人。(笑)

参加費用の5ドルは介助犬協会に寄付されるとのことで、出発前には介助犬のアウディと暮しているゲイルさんという女性のスピーチがありました。


ニュージーランドの介助犬の歴史

飼主の隣で熱心にスピーチを聞くレオンベルガー。

飼主の隣で熱心にスピーチを聞くレオンベルガー。

そういえばニュージーランドで介助犬とはあまり聞いたことがないなぁと思っていたら、それもそのはず2003年から育成が始まった新しい活動で、最初の介助犬が誕生したのは2005年だそうです。マラソンやサッカーを楽しむスポーツマンだったブラッドリー・マーク氏が1995年に病のため車椅子生活になり、その後オークランド大学で教鞭をとっている時に自分と同じく障害のある学生たちのために介助犬の必要性を感じ、愛犬のボストンと共に協会を設立したとのこと。つまり彼の愛犬であるボストンが、記念すべきニュージーランドの介助犬第1号ということになります。


介助犬育成ってこんなに大変!

参加賞として協会のパンフ等とスポンサー企業からのお土産をもらいました。

参加賞として協会のパンフ等とスポンサー企業からのお土産をもらいました。

介助犬候補の子犬たちは、レスキューセンター出身やブリーダーさんからの寄贈によるもので、16〜20ヶ月まで「パピー・レイザー」と呼ばれる家庭で育ちます。この時点で黄色いユニフォームのベストとIDが交付されますから、法律によって盲導犬と同じようにどんな場所にも行くことができ、人間の愛情をたっぷり受けながら、将来介助犬として経験する様々な状況や環境に慣れさせていきます。その後協会に戻ってさらに専門的な訓練を受け、90以上のコマンドに対応できるようになるそうです。一頭の介助犬が誕生するまでにかかる費用は25,000ドル。(NZ$1=¥60としておよそ150万円※2008年11月現在)政府からの援助は受けていない非営利団体なので、この費用はすべてスポンサー企業や個人からの寄付金でまかなわれています。


介助犬ってどんなことをするの?

協会のパンフより。介助犬が働く姿を、もっとたくさん見たいものです。

協会のパンフより。介助犬が働く姿を、もっとたくさん見たいものです。

介助犬というと、たとえばドアを開けたり電気のスイッチを押したり、という漠然としたイメージしかなかったのですが、冒頭に挙げたゲイルさんのスピーチによると、アウディは洗濯物を洗濯機に入れたり、そこから乾燥機に移したり、のみならず乾燥機には入れないものを分けたり、ということまでできるのだそうです。(もちろん乾燥機に入れるか入れないかを判断するのは人間ですが・・・)また、オーストラリア在住の家族に会うため、今年だけでなんと7回もアウディと一緒に飛行機に乗ったとのこと。とにかく「アウディと一緒にしないこと」を思いつくほうが難しいというほどの働きぶりで、こうなると「アウディは私の延長」という彼女の言葉に深くうなずけます。


まだまだ少ない介助犬

まだまだ数は少ないニュージーランドの介助犬ですが、こうしたイベントなどで少しでも関心度が上がり、資金的にも多くの援助が得られるようになればいいなと思っています。


この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterでペットどっとコムをフォロー

犬の動画投稿「いぬ動」
動画を投稿する
動画を観る
モニター