第17回:ニュージーランドに住む犬の肥満について〜犬へのおすそ分け、身体の大きさとの比較〜

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きなこのニュージーランド犬通信

第17回:ニュージーランドに住む犬の肥満について〜犬へのおすそ分け、身体の大きさとの比較〜

犬たちが運動する場所には事欠かないのに、肥満犬が多いのは不思議。

犬たちが運動する場所には事欠かないのに、肥満犬が多いのは不思議。

もくじ

NZで今話題の超肥満犬

以前のアーニー(左)とバート(右)。よくぞここまで!というほどの肥満度。

以前のアーニー(左)とバート(右)。よくぞここまで!というほどの肥満度。

昨年6月にSPCA(動物虐待防止協会)に引き渡されたジャックラッセルテリアのアーニーとバートが、ここ数ヶ月ニュージーランドで注目を集めています。なぜならばアーニーは20kg、バートにおいては32kgという超肥満犬だったから。ニュージーランドケンネルクラブによるジャックラッセルの理想体重は約6kg・・・と聞けば、いかに規格外だったのかがわかります。SPCAではドッグフードの会社とタイアップした食餌療法と運動で減量を続けた結果、約8ヶ月かけてそれぞれ11kgと15kgまで体重を落とすことに成功しました。度重なるキャンペーンやテレビ報道などのおかげでバートはすでに新しい家族に引き取られ、膝の手術の回復を待っているアーニーにもたくさんの申し出が寄せられているそうです。


NZの犬の肥満について

現在の2匹。ダイエットの状況は本犬たちによるブログで報告されています。

現在の2匹。ダイエットの状況は本犬たちによるブログで報告されています。

ただダイエットに成功したとはいえ、それでもまだ理想体重の2倍もあるのですが、現在の写真を見ると普通の犬とさほど変わらないように思えます。散歩中に会うジャックラッセルにも、コロッと太り気味の体型が多いからでしょうか。それもそのはず、調査によると、ニュージーランドで飼われている犬のなんと40%が理想体重を上回っているとのこと。さらにそのうち5%にいたっては、生活に支障をきたすほどの肥満なのだそうです。こうなると健康な犬に比べて平均寿命もおよそ2年短くなってしまうので、飼主が犬を喜ばせようとオヤツを与えたりすることが、逆にペットの命を縮めているという皮肉な結果になります。


人間のおすそ分け、身体の大きさ比較

アイスクリームを一緒に食べるのも、楽しいひとときではあるんですが・・・

アイスクリームを一緒に食べるのも、楽しいひとときではあるんですが・・・

人間が食べているものを犬にもちょっとおすそ分け、というのはついつい誰しもやってしまうことですが、身体の大きさを考えるのを忘れがち。例えば小型犬に30g程度のチーズを与えるということは、163cm女性がチョコレートを200g食べるのと同じぐらい。10kgの犬にとってのバタートースト1枚は、女性がLサイズのハンバーガーを食べるようなものなんだそうです。

飼い主の食生活と犬の健康

実はモナカもアイスも野菜好き。キャベツの芯など大好物です。

実はモナカもアイスも野菜好き。キャベツの芯など大好物です。

また飼主の食生活は犬にも反映されてしまい、ジャンクフードばかり食べている家庭の犬はフライドポテトを分けてもらって、どんどん不健康になってしまう。一方ヘルシーな食生活をしている家庭の犬はニンジンの切れ端をかじったりしているので健康なのだそうです。太った犬の飼主さんはやっぱり太っているなぁ、となんとなく感じてはいたんですが、そういう仕組みがあったとは!
肥満大国でもあるニュージーランドでは、人間の食生活の改善が叫ばれているのですが、自分の健康を守ることがペットを守ることにもなるのだと改めて考えさせられました。

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