第18回:聴導犬団体主催のウォーキングイベント〜人間のために働いてくれる犬へ〜(最終回)

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きなこのニュージーランド犬通信

ヒアリング・ドッグ団体主催のウォーキングイベント

いつもの散歩コースをのんびり歩くだけ。

いつもの散歩コースをのんびり歩くだけ。

先日、ヒアリング・ドッグ(聴導犬)の団体が主催したウォーキングイベントに参加してきました。・・・といっても大げさなものではなく、日曜の朝にみんなで一緒に散歩しましょう、という程度の簡単なこと。ニュージーランドではこの手のfund raising(基金集め)イベントが頻繁に行われているのですが、「寄付をしよう!」などと気負うこともなく楽しめるので、とてもいい方法だと思います。


ニュージーランドの聴導犬とその団体

自分の犬を聴導犬に育てることもできるそうです。

自分の犬を聴導犬に育てることもできるそうです。

聴力障害者がスムーズに生活するために大きな助けとなる聴導犬ですが、ニュージーランドでは「Hearing Dog for Deaf People New Zealand」という団体がその育成やサポートなどを行っており、運営資金はすべて寄付によってまかなわれています。この日参加していた聴導犬はみんな小〜中型犬でしたが、特に適した犬種というのがあるわけではなく、SPCA(動物虐待防止協会)などに保護された犬の中から選び出されて訓練することが多いそうです。捨てられたり虐待されたりした犬たちの隠れた才能を伸ばし、ペットとしてだけではなく社会に役立てていくというのはとても素晴らしいことだと思います。ただし、その数はまだまだほんの少数ですから、一般の方にその存在を知ってもらったり、参加費用として寄付金を集めたりすることのできるこうしたイベントも、大切な活動のひとつとなるわけです。


団体同士のコラボレーション

「名誉グレイハウンド(笑)」モナカはここでも大人気。

「名誉グレイハウンド(笑)」モナカはここでも大人気。

今回のウォーキングは、アイスを引き取ったグレイハウンドの団体(Greyhounds As Pet)とのコラボのような形で開催されました。参加者に渡されるお土産袋の中にGAPのパンフレットも入れてもらい、グレイハウンドは参加費用の10ドルが免除というしくみです。GAPからの参加者が増えればイベントが盛り上がりますし、お互いの認知度も上がるというわけで一石二鳥。共に政府からの援助等を一切受けず、寄付金だけで活動している団体同士、こうして協力しあうのはたいへん効果的ですし、他の団体と交流を深めるとてもいい機会になりました。

人間のために働いてくれる犬へ

パネルには訓練のもようが。

パネルには訓練のもようが。

アイスがわが家にやってきてから間もなく1年。彼のおかげでさまざまな出会いがあり、新しい世界がどんどん広がっています。聴導犬とレース犬、方向性は違いますがどちらも人間のために働いてくれる犬たちです。犬たちが結んでくれた縁として、これからもこうしてさまざまな人たちと手を携えて行けたら、少しでも働く犬たちに恩返しができるのではないかと思っています。

編集部より

長い間ご愛読いただきました「きなこのニュージーランド犬通信」ですが、今回が最終回となります。ご愛読ありがとうございました。

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