野外に犬を連れ出そう!山編

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  1. 野外に犬を連れ出そう!山編

犬と遊ぶ・楽しむ

野外に犬を連れ出そう!山編

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愛犬とキャンプ!
野外は開放的になって、愛犬もきっと大喜びで楽しく遊べる時間です。
そんな楽しい時間を台なしにしない為に、トラブル対処法をしておきましょう!

1.虫に刺されたら・・・

山で注意したい代表格はまず虫です。
蚊、アブ、ブヨはもちろんハチ、毛虫、毒蛾、ダニ、山にはいろいろいます。

<市販の虫刺されの薬では意味がない>
犬が虫にさされた時は市販の虫刺され用の塗り薬を塗る…なんていうのはあまり適切な処置とは言いがたいものがあります。というのもムヒやウナコーワ、キンカンなど虫さされの薬は多々ありますが薬の主要成分は以下の3つです。
●リドカイン…局所麻酔薬で痒みを麻痺させる
●ジェフェヒドラミン(抗ヒスタミン剤)…痒みを押さえる
● メントールなど…スースー感を出してごまかす
皮膚から吸収されるリドカインの量はごくわずか、さらに犬の皮膚は人より厚い。犬には抗ヒスタミン剤はほとんど効果なし。メントールでスースーすると余計に舐めて腫れる危険もありますので要注意です。

<虫さされに効く薬は?>
ステロイドの入ったものが最も効きます。多くの外用薬にはデキサメタゾンが使用されますのでこの表示があるものを準備するといいでしょう。
スズメバチなどの強烈な毒にはステロイド+ひたすら冷やすという対処になります。
動物病院でよく処方されるドルバロンという黄色い薬がありますが、これにもステロイドが入ってますので虫刺されにも効果があります。
(『動物病院裏話』…病院ではたまに患者が落としていったノミに刺されることがありまして、こんな時自分の足首にドルバロンを塗りしのいでいます。)
ステロイドは副作用の心配がありますが、虫刺されにたまに塗る程度では問題ありません。ただしアレルギーなどに毎日のように塗ると副作用は発現しますので注意してください。
外用薬に含まれるステロイドは内服に比較して強力な物が使用されますので絶対に食べられないように気をつけて下さい。舐めやすい部分に大量に塗るのも危険です。

<虫除けは?>
人の虫よけにディーツという成分があります。これは犬にも有効ですからこれを塗ってもかまいません。
ノミ取り首輪の一部の製品は若干の害虫忌避効果を期待できますのでそれらを使用してもいいです。

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2.マダニに噛まれたら・・・

これはやっかいな虫です。
目の縁や耳の裏などに付着します。初めは3mmほどの大きさですが吸血するにつれ1cmほどの大きさに膨れ上がります。

<マダニを見つけた時の対処>
1:マダニを無理にとらない
2:取るときはダニを殺してからやさしく引き抜く

マダニは無理に引っ張ると頭部がちぎれて皮膚の中に残りその後かなり激しい炎症をおこします。この炎症は1ヶ月ほど続く事が多いですから必ずダニを殺してからやさしく引き抜くようにするか、付着しても無理に取らずに帰宅してから病院で除去してもらうとよいでしょう。2日ほど吸血すると満腹になって勝手に落ちる場合もあります。

<病気を媒介するマダニ>
マダニがやっかいなのは病気の媒介をするからです。西日本ではバベシアという赤血球に付着する原虫を媒介する事があります。東日本ではバベシアの報告はあまりありませんが、ライム病という原虫が最近増加しています。ダニが付くような環境に行って数日後に発熱、元気の消失、貧血、血尿などの症状が現れた場合は病院で診察をうけたほうが安心です。

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3.マムシに噛まれたら・・・

<マムシの血清は街の動物病院には無い>
常にマムシに噛まれた犬が来るという状況で無い限りは通常の動物病院に抗マムシ血清は常備してありません。
仙台市内を例にとるとマムシ血清を常備している病院は私の知る限り1件だけです。かかりつけの病院よりも噛まれた近辺の病院に電話で確認をしてください。

<マムシに噛まれた時の対処>
1:噛まれた部分の毛を刈り取る
2:傷口付近に圧迫帯をして血流を止める
3:血液を吸い出す

病院へ運ぶまでの手順は人と同一ですが噛まれた部分をナイフで切るなどすると切った飼い主が犬に噛まれますから圧迫帯をして吸い出せれば血液を吸い出す程度で充分でしょう。 タンニンが毒の中和作用があるので濃いお茶、赤ワイン何もなければヨモギなどの汁を患部にひたすと何もやらないよりはましです。

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4.山で愛犬が迷子になったら・・・

<海より多い山の迷子>
山で迷ってしまう犬も居ます。花火の音が怖くて逃げ出したり野生動物を追いかけて道に迷ったりというのがよく聞くパターンです。
山で行方不明になった場合は犬が出てくるまで同じ場所で待つのが常道ですが、仕事の都合などで何日も同じ場所で犬を待つというのは通常の人には不可能ですから居なくならないような注意をしておくのが一番でしょう。

<できるかぎり飲み水は持参>
ついついそこらへんの水を飲んでしまいがちですが、寄生虫の感染を起こす場合がありますので生水にも注意が必要です。北海道ではエキノコッカスという人間に悪さをする寄生虫もいますのでなおさら注意です。

<水辺の生き物は寄生虫の宝庫>
多くの川魚やタニシなどの貝、沢ガニなどにも寄生虫は付いてます。生で食べたりは厳禁です。肝吸虫など内蔵に付くヒルのような寄生虫が付着します。

<あなどれない消化不良>
BBQの食事(盗み食い?)での消化不良が実は一番トラブルでは多いパターンです。
犬が勝手に食べているよりも人がやっている場合が多いようです。
同席者には犬を飼ったことが無い人もいるでしょうからタマネギを食べさせたりする危険も生じます。
勢い余って串ごと食べたというのも毎年ある話しです。気をつけましょうね。

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最後に…
山に行くと開放的な気持ちになり、ついつい犬を放し飼いにしてしまうこともあるかもしれませんが、逃げたり迷子になると大変なことになりますので、ぜひリードを付け、安全に配慮しながら遊んでくださいね!

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