- アイリスペットどっとコム
- 犬といっしょ
- コラム
- 富士丸の飼い主 穴澤賢の犬のお気楽相談室
- 室内で犬を飼いたいのですが、これはという心得を教えて下さい。…
- 【相談内容】
- 昔、実家で犬を外で飼っていました。
今は一人暮らしをしていて、室内で犬を飼いたいのですが、これはという心得を教えて下さい。
福岡県 mamayoさん(女性) - 【穴澤 賢の回答】
-
「異邦人」という曲をご存知でしょうか。「子どもたちが〜♪」ではじまる久保田早紀さんによる異国情緒溢れる名曲なんですが、犬を飼うということはこの曲に集約されているといっても過言ではないです。
その昔、僕らが子どもの頃は願えば何でも叶う、どこにでも手が届くと信じていました。だから今は親が犬を家にあげさせてくれないけれど、いつかきっと、大人になったら犬と一緒に部屋の中で暮らしたい、一緒に眠りたいと大空を見上げ願っていたものです。それでもたまに衝動がおさえきれず、親の留守を狙って犬を家にあげては後でバレてこっぴどく叱られたりしたものです。
しかし僕らが大人になった今、もう親にとやかくいわれる筋合いはないのです。自分の責任で面倒を見る以上、大手を振って犬を家にあげていいわけです。だけど実際に犬と暮らしてみると楽しいことだけでないことにも気付きます。
部屋中毛だらけになるわ、物は壊されるわ、服は獣臭くなるわ、近所に迷惑がかからないように注意しなくちゃならないわ、夏でも冬でも雨でも雪でも毎日散歩に連れて行かなきゃならないわ。そんなことは実際に室内で犬と暮らしてみるまで知らなかったわけです。
ただ、苦労がありつつも、犬というのはなぜかしら心の癒してくれる不思議な存在です。そして、やっぱりいつもそばに犬がいるのは嬉しいものです。
「ちょっと振り向いてみただけ」にならなければ、それでいいと思います。
本来の「異邦人」の歌詞の意味はぜんぜん違うんですけどね。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
Twitterでペットどっとコムをフォロー
Follow @iris_petcom