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- 富士丸の飼い主 穴澤賢の犬のお気楽相談室
- 人モノの映画や人間関係でのことにはまったく涙腺が反応しないのは、人間として今後大丈夫なのでしょうか。…
- 【相談内容】
- 父ちゃんこんにちは。
自分で不思議なことがあります。
ヒューマンドラマ等の涙を誘う映画などを見て感動はするのですが、まったく涙が出てこないのです。また、彼女に振られても、振っても涙は出てきません。むしろ目の前で泣いている姿を見て冷静になってしまいます。しかしながら、犬や猫が中心のドラマや映画、ドキュメンタリーを見ると必ず感動して胸があつくなり、怒涛の涙が出てきます。
現在はひとり暮らしで犬猫と生活はしていませんが、実家には犬と猫が住んでいます。そのため、いわゆる動物モノに弱く涙が出てしまうのは自覚しているのですが、人モノの映画や人間関係でのことにはまったく涙腺が反応しないのは、人間として今後大丈夫なのでしょうか。父ちゃん教えてください。
鳥取県 たきのすけさん(男性) - 【穴澤 賢の回答】
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まずはじめにひと言いわせてください。同志よ。その気持ち、痛いほどわかるぜ。
そうなんです。僕もヒューマンドラマなどを見て一応感動することはあるんです。心があたたまったりも普通にするんです。でも、まずそっち系で涙を流すことはないんです。どちらかといえば、「はいカット!良かったよー!」という監督の声が聞こえてくるようで、さめてしまうこともしばしば。
人間関係においても、たとえ付き合っている女の子が目の前で泣いていても、優しい言葉をかけることもなく、ただぼうっと眺めてしまったりします。困ったなぁ、早く泣きやんでくれんだろうか、などと思いながら。もらい泣きすることも、もちろんありません。
ところが、これが動物モノになるとやはり涙腺がゆるゆるになるわけですよ。ドキュメンタリーなんかで動物が窮地に立たされていたりすると「撮ってないで助けてやれよ!」と思ったりもしてしまいますし、フィクションの場合も作り物だとわかっていながら、最終的にはボロボロ涙が出てきてしまいます。だから極力動物モノは人と一緒に見ないようにしているくらいです。
だからって、自分が優しい人間などとは思わないわけですよ。なぜ、自分は動物モノ以外では、どんなときも比較的冷静でいられるのだろう。そこがわからない。自分は冷たい人間なんじゃないだろうか。そして、人として、こんなことでいいんだろうか。そういうことですよね。
えー、同志として最後にひと言。駄目だと思います。
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