1. 犬の絵を描くと、犬はおろか、地球上の生物とは思えない絵になります。サラサラっと描けるコツを教えてください。…

富士丸の飼い主 穴澤 賢の犬のお気楽相談室

【相談内容】
先生の執筆本は全て愛読しております。そこでぜひ、教えていただきたいのが、犬の絵の描き方です。我が家にも変わった模様の犬がいるのですが、「どんな犬?」と聞かれて、何度か絵を描いてみるのですが、犬はおろか、地球上の生物とは思えない絵になるのです。かといって、写真を持ち歩いて見せるのもおこがましいし。飲み会や何かの折に、サラサラっと描けるコツを、ぜひ教えてください。

静岡県 ゆいんさん(女性)
【穴澤 賢の回答】
質問です。世の中には様々な分野で活躍されている方が数多く存在します。はたして彼らは最初から特出した才能に恵まれ、なるべくしてそうなったのでしょうか。答えは、NOです。歌にしても、楽器にしても、スポーツにしても写真にしても、みなそれぞれに努力をしてきたはずなのです。もちろん絵も同じです。たしかに生まれ持った才能やセンスも関係するのかもしれせん。しかし、才能だけでどうにかなることなど、ほとんどないのです。成功の裏には、必ず「努力」の2文字があるのです。

と、どこかで聞いたことのあるような思い切り暑苦しい講釈をたれたところで、ご相談内容にお答えしましょう。愛犬の絵をサラサラッと描けるようになりたい、とのことですが、やはりそこは努力するしかないと思います。ただ、漠然と努力しろと言っても回答にならないので、ここはひとつ先生がイラストレーターになったきっかけの話をしたいと思います。その中から、何かヒントを見つけてください。

ご存知の通り、この連載を一冊にまとめた『犬のお気楽相談室』という本で、先生はイラストレーターデビューしました。書籍化にあたり大幅なリライトは行う話になっていましたが、当初はイラストを描く予定などありませんでした。それが何度目の打ち合わせの席だったでしょうか。蕎麦屋で呑んでるときだったと思います。編集者から「イラストを描いてみませんか」と言われたのです。その言葉に先生は正直戸惑いました。なぜなら、イラストなんて描いたことがなかったからです。

そのとき、ある恩師から言われた「フリーランスなら、いかなるときも出来ませんという返事はしちゃいかん。嘘でもいいから出来ますと答えろ」という言葉が頭に浮かびました。だから先生答えました、描きますと。口から出任せでした。すると編集者は「じゃあ後日、適当に何枚か描いたのを見せてください」と喜んで帰って行きました。そこから先生、頑張りました。画用紙を買ってきて、必死に練習しました。描いては破り、描いては破り、泣きそうになりながら。

数日後、なんとか仕上げた数枚の絵を編集者に見てもらいました。それを見た編集者は無言になりました。口には出しませんでしたが、明らかに「これはさすがにヤバいだろ」という感じでした。なんともいえない重苦しい空気が漂いました。その時点で、先生の心は折れそうになりました。それでも先生、諦めませんでした。それから編集者に苦笑されながらも、何度も何度も描き直しました。でも、全然上達しませんでした。最終的に「まあこれはこれで味があっていいかもね」と思い込んでもらう方向になんとか持って行き、見事イラストレーターとしてデビューを果たしたのでした。

このエピソードから何かを感じとっていただければ幸いです。ただしそれ以降、イラストの依頼は一件も来ていないんですが。

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