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犬の病気Q&A
発情、繁殖、生理についての質問と回答

1歳のミニチュア・ダックスフンドです。
妊娠・避妊手術について質問です。(ミニチュアダックス、メス、2月で満1歳、ヒート1回目終了)ヒート時期以外でも妊娠するのでしょうか。また、避妊手術は受けさせることはそんなに必要なことでしょうか。
私は避妊手術後の肥満の方が心配で避妊手術を受けさせないつもりでいるのですが、迷っています。(ミニチュアダックスですのでヘルニアが心配です)
他の飼い主さんに避妊手術をしていないというと犬同士を遊ばせてもらえなかったり、避妊手術を受けさせるのが常識だし、犬の病気の予防になるのになぜ受けさせないのかと言われてしまいます。
獣医さんに相談したところ、特に避妊手術は勧めていない、ただ避妊手術を受けさせたい場合は対応すると言われました。
ご意見を聞かせてください。
ゆうはなさん

避妊のメリットとしては1〜2歳までに避妊できれば乳癌の発症率がほとんどなくなります。子宮蓄膿症も予防できます。
この二つの病気は高齢犬での主要な死因になるので避妊したほうが長生きする、というのはこの病気が予防できるためです。
デメリットとしては太りやすくなる、あとは、ほとんどありませんが失禁が出ることがある、同じくほとんどありませんが、毛が薄くなったりなどの性ホルモン関与性の皮膚疾患になる場合があるといったところです。
避妊したから皆が太るかというと、これは食事管理の問題です。避妊していなくても太った犬はたくさんいますからね。
獣医学的にいえば繁殖の予定がなければ成長期が終了したら避妊したほうがよい、というのが最近の学会などでもよく聞く意見です。
しかし、避妊していないから遊ばせてもらえない、というのもおかしな話だと思います。
「うちは乳癌になったら徹底的に手術で対処するし、子宮蓄膿の可能性がでたら、レントゲンやエコーでその都度バリバリ検査するから大丈夫、子宮蓄膿の手術費用もちゃんと用意してあるの!」とバシっと言ってやればいいのではないでしょうか。
ヒート時以外に妊娠することはありません。
ちなみに出産すれば、子宮蓄膿にならないとか乳癌にならないというのは迷信です。
■犬の飼育に役立つ知識:犬の避妊と去勢
■病名から調べる犬の病気:犬の子宮蓄膿症
■病名から調べる犬の病気:犬の乳腺腫瘍、乳がん
お答えしたのは…テッツ犬猫病院 院長 大角哲也先生 です。
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