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- 脾臓に1センチの腫瘍が見つかりました。10歳になり手術の負担が心配です。手術するべきでしょうか?
犬の病気Q&A
病気、治療、ワクチン、高齢犬についての質問と回答

10歳のロングコートチワワです。膵炎の治療入院中に撮ったエコーで、脾臓に1センチの腫瘍が見つかり脾臓摘出手術を勧められました。心臓に微弱な雑音があるようで「手術するなら今が良く、経過して心臓が悪くなってくるともう手術は出来なくなる」と言われました。今が元気なのと、10歳という年令も考慮して迷っています。手術を選択するべきでしょうか?
ティンクママ様

脾臓にできる腫瘍はあまり油断ならないものが多いです。
他の臓器に比較すると、リンパ腫の類や血管肉腫など、摘出してもその後の治療が必要になり、予後も悪いタイプが多いです。
一方で、腫瘍じゃないものがよくできるのが脾臓です。
血種といって血の塊ができることもよくありますし、一部が壊死してエコー上では腫瘍のように映ることもよくあります。
すぐに手術することに不安があるのならば、腫瘍の成長を観察して大きくなっているのならば切除するとよいです。悪性腫瘍は成長が早いですから4週ほどあけて検査すればサイズが大きくなっていることが多いです。
まったく成長がなければリンパ腫や血管肉腫の確立は下がるでしょう。
ただし、肥満細胞腫のように悪性だけれどいっとき成長はしないという腫瘍も脾臓にできますので、完全に大丈夫というわけではありません。
■病名から調べる犬の病気・・・犬の悪性リンパ腫
お答えしたのは…テッツ犬猫病院 院長 大角哲也先生 です。
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