毎年全身麻酔して、歯石とりをしても良いのでしょうか?

ペットWEBマガジンアイリスペットどっとコム 犬といっしょ
  1. 毎年全身麻酔して、歯石とりをしても良いのでしょうか?

犬の病気Q&A

病気、治療、ワクチン、高齢犬についての質問と回答

質問

歯の歯石とりについて1年に1回病院からハガキがきます。
全身麻酔はあまり良いことだと思えず、ためらっていると、歯に歯石が付いている方が病気になる可能性が高いというような事を言われました。毎年全身麻酔して、歯石とりをしても良いのでしょうか?また全身麻酔について教えてほしいです。

ペッパー様

質問の答え

歯石取りをしてもその後なんにもしないと、半年後にはほぼ元通りです。
まずは歯磨きを覚え、掃除をさせる躾ができるようになってから、歯石除去をしないと、それこそ毎年取り続けるということになってしまいます。
そもそも、歯石がそれだけ付着する犬は常在している口腔細菌が悪いタイプが多いです。
この悪い菌は伝染します。
多頭飼育の家の犬は一匹歯石が酷いと、ほぼ全部の犬が歯石がついてしまうのはこのためです。
この悪いタイプの菌を持っている犬を毎年がっつり歯石を取るべきか、どうか。これは意見の分かれるところです。
歯石は細菌の温床であり、付着していないのが理想であるからとったほうが良い。というのは誰でも判ることですが、私はこの悪い菌を持つタイプの犬に対して、毎年歯石を取ったところで、あまり意味があるようには思えない派です。
歯石をとってもなんらケアをしないと、ひと月後には以前と同じような口臭がでて、歯周病がひどくなってきます。
歯石を除去しても、犬も口臭に悩んでいた飼い主も快適な期間というのは案外短いんですね。
そのようなわけで、毎年定期的に歯石を除去するのには私は疑問をもっています。
もちろん、毎日のブラッシングや善玉菌などの投与などケアができるのであれば、歯石を定期的に除去するのは良いことです。
最も、ケアができている犬ですと毎年取る必要はないのですけどね。

麻酔の危険性ですが、事前に血液検査などをするので、そこで異常がでなければあまり危険なものではないのです。しかし、それでも麻酔で死んだ、歯石除去で死んだという話は、ちらほら聞こえてきます。

これは病院間での差がかなりあるのだと思います。
麻酔の設備やモニター類がきっちり揃っているところとそうでないところ。
麻酔を管理する獣医師や看護師が技術と経験を持っているところとそうでないところ。
そのようなところが、麻酔の安全性の差にかなりでてきます。

毎年麻酔をかけても大丈夫なのかという点に対しては、とくに問題は無いと思います。
痴呆が入ってきたり、椎間板ヘルニアが重度にでてくるようになったら麻酔は控えるようにします。

■病名から調べる犬の病気・・・犬の椎間板ヘルニアと変形性脊椎症

お答えしたのは…テッツ犬猫病院 院長 大角哲也先生 です。

  • ※アイリスプラザに移動します。
  • ※アイリスプラザに移動します。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterでペットどっとコムをフォロー

犬の動画投稿「いぬ動」
動画を投稿する
動画を観る
モニター