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- 咳が続き、何回か病院に連れていきましたが、治療の途中のため完全に治っていないとのことでした。このまま何も治療せず、様子を見るべきなのでしょうか?
犬の病気Q&A
病気、治療、ワクチン、高齢犬についての質問と回答

5ヶ月のチワワをペットショップで購入しました。ですが、連れてきたその日から、咳のようなものをしていました。心配になり、次の日に病院に連れて行きました。診断結果は「気管支炎」ということで、薬を処方され、安静にして下さいとのことでした。その後、咳が止まらなかったので、何回かその病院に連れていきましたが、「治りかけで喉のイガイガが取れない状態である」と言われました。このまま何も治療せず、様子を見るべきなのでしょうか?
がんちゃん様

聴診は受けているので、先天性の心疾患は除外します。
子犬がよく感染する「ケンネルコフ」と呼ばれる病気があります。
ウィルスや細菌はいろいろですが、飛沫感染をおこす呼吸器疾患をひっくるめて「ケンネルコフ」と呼んでいます。
感染が蔓延するので、そこのケンネルの犬がこぞって咳をするからケンネルコフという呼びなになったのだろうと私は思ってましたが、本当のところはわかりません。
このケンネルコフ通常は2週間ほどの抗生剤の投与で治ります。
気を付けないと、ケンネルコフが慢性タイプの場合、目やに、膿性の鼻水が出ます。
また一か月以上咳が続いて、常に色付き鼻水を垂らし、緑の目やにをつけている犬はジステンパーの慢性タイプの場合があります。
昔はよく見ましたが、もう20年ほどは慢性タイプのジステンパーにはお目にかかっていませんので確率は低いです。
しかし「ハードパット」と言って、足の裏や鼻の頭がカチカチに固くなってきたら大体これです。
一応、頭の片隅にそんな病気があると入れといてもよいでしょう。
おそらく抗生剤が処方されているので、2週間以上の投薬で改善しない場合は抗生剤の種類を考慮します。
ケンネルコフ以外の病気も視野にいれて、しかるべき検査をするのもよいと思います。
■病名から調べる犬の病気・・・犬のケンネルコフ
お答えしたのは…テッツ犬猫病院 院長 大角哲也先生 です。
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