腎臓に異常がない場合、腎臓サポート食を与えても問題はないのでしょうか?

ペットWEBマガジンアイリスペットどっとコム 犬といっしょ
  1. 腎臓に異常がない場合、腎臓サポート食を与えても問題はないのでしょうか?

犬の病気Q&A

病気、治療、ワクチン、高齢犬についての質問と回答

質問

健康診断の血液検査にて、初期の慢性腎不全の疑いと診断されました。
そこでフードをロイヤルカナンの腎臓サポートに変更し、経過を見ることにしました。
3ヵ月後に諸事情により、別の動物病院にて血液検査をしたところ、腎臓の数値は正常の範囲内でした。
慢性腎不全は回復しないという認識だったので、別の病院でも念のため血液検査をしたところ、こちらでも問題ありませんでした。

腎臓に異常がないのに腎臓サポート食を与えても問題はないのでしょうか? また、慢性腎不全は食事療法で血液検査結果が良くなることはあるのでしょうか?

リセル様

質問の答え

腎臓の検査はボーダーラインだと診断が難しいです。検査機器によっても正常値が異なります。
富士の機械ではクレアチニンが1.7からが異常だけどアイデックスだと2.2からが異常など、どの検査機器で測ったによって解釈を考えなくてはいけません。

おそらく、正常値と異常値のボーダーライン上だったのでしょう。
2度目に検査をして正常値がでたのでしたら、2度目の検査を信用してよいと思います。
腎不全用の食事はたんぱく質が制限されています。尿毒症物質を作らないようにするためです。

たんぱく制限をしたからといって腎臓の機能が回復するものではありません。
尿毒症が怪しくなるクレアチニンが3.5くらいから腎不全用の食事への切り替えを考えます。初期の腎不全では過度のたんぱく制限は栄養の低下から筋肉の減少をまねき、よくないのではないかという意見が優勢になってきています。

健康な犬に腎不全用の食事を与えても問題はおきませんが、数か月もの長期にわたると蛋白低下から筋肉が減ったり、低たんぱく血症をおこすことがあります。

慢性腎不全の初期であれば、通常の高齢犬用のフードでよいと思います。
クレアチニンは筋肉由来ですので、激しい運動や打撲の後の検査では高い数値が出ます。
逆に、極度に痩せて筋肉が減少すると腎臓が悪くても低い数値になることもあります。

お答えしたのは…テッツ犬猫病院 院長 大角哲也先生 です。

  • ※アイリスプラザに移動します。
  • ※アイリスプラザに移動します。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterでペットどっとコムをフォロー

犬の動画投稿「いぬ動」
動画を投稿する
動画を観る
モニター