- ペットどっとコム
- 犬といっしょ
- 犬の病気
- 犬の病気(感染症・ワクチン・アレルギーについて)
- 犬の病気Q&A
- 病気、治療、ワクチン、高齢犬についての質問と回答
- 肥満細胞腫ができ、観察しか治療法はないと言われましたが、何か他に方法はありますか?
犬の病気Q&A
病気、治療、ワクチン、高齢犬についての質問と回答

トイプードルの9歳です。数年前からお腹の辺りに虫に刺されたような赤い膨らみがあり、1cmもなかったのですが、徐々に大きくなり始め、2cm大くらいの大きさになり今年の6月に病院で切除をしてもらいました。
手術をした直後は出血も少なく悪いものではないだろうという判断だったんですが、一応病理検査に出した結果、肥満細胞腫という結果でした。
そして診断書にはグレード分類としてグレードUに相当し、局部の不完全切除の可能性が示唆されるため再発などには十分な注意が必要とのことでした。
いろいろ難しく書いてありましたが医師の説明によると悪性の腫瘍(ガン)だということでした。
今後の方針として放射線治療が一番いいという話でしたが大学病院に1ヶ月入院させなくてはいけないという話で、うちの犬は家族から離れるのが無理な犬なので放射線治療はやめ、ガンを抑える飲み薬をしばらく飲ませることにしました。
それでお聞きしたいのは、とても素人考えなのですが不完全切除だったのは仕方のないことだったのでしょうか?
不完全ならもう一度手術で悪い所を取れないのでしょうか?
でも、今回の手術も麻酔のリスク(死んでしまうかもしれないリスク)を伴うかもしれないということでかなり手術を迷いました。
医師の方も再手術という選択肢は口にしませんでした。出来ないということでしょうか?
それから今後は、また同じところに膨らみが出来ないかどうかの観察しかないと言われ、内臓に転移したら進行は早いと言われました。
それって、もう愛犬がガンに侵され死んでいくのを見ていくことしか方法はないってことですか?
人間のように早期発見で助かるということはないのでしょうか?
検査で腫瘍を見つけることは出来ないのですか?
そこの病院ではこのまま様子を見るしかないという判断でした。
長くなってしまいましたが回答をよろしくお願いします。
投稿者:ベルベット さん

「取り残しの可能性がある」と病理検査で分かっている場合は、局所に再発する可能性が高いです。
切除部位の再手術で拡大切除をするのが一番よいと思います。
腫瘍からさらに3cm大きく切除します。下方向には3cmとれませんので筋膜まで切除するようにします。
肥満細胞腫は肝臓や脾臓に転移しますが、防ぐ手段としては化学療法や免疫療法になります。
まずは原発巣をたたくのが基本です。
■病名から調べる犬の病気:犬の皮膚の腫瘍
お答えしたのは…テッツ犬猫病院 院長 大角哲也先生 です。
- 病気、治療、ワクチン、高齢犬についての質問と回答トップに戻る
- 犬の病気Q&Aトップに戻る
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
Twitterでペットどっとコムをフォロー
Follow @iris_petcom