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- 1歳1ヶ月の柴犬が子犬の頃から見慣れない物を手に入れると守りに入り、誰かが近付くと牽制する傾向があります。
犬のしつけQ&A
犬のしつけについての質問と回答

子犬の頃から見慣れない物を手に入れると守りに入り、誰かが近付くと牽制する傾向があります。
食べ物に限らず小さい何かの欠片だったり虫だったり、予測できない物です。
普段は人懐こくお座りも短い待ても出来るのですが、こういう状態になるとキバを向いて噛み付きに来ます。
特にひどいのは吐いた物に対してです。「自分の物だから取るな」という感じで片付けるのも命がけです。これからも、ずっとこうだと思うとどうやって対処していいのか分かりません。
無料のしつけ教室で相談しましたが回答は得られませんでした。
家に来て褒めてしつけてくれるトレーナーさんをとすぐに言われますが金銭的に余裕は無いし、そういう状況の時にタイミングよく来てもらえないと思います。
アドバイス頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。

ゆうみんママさん(京都府)のカルテレポート | ||||||||||||||||||
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まず始めに、私が『家に来て褒めてしつけてくれるトレーナーさんについてトレーニングを始めてください』とよく言う理由をお話しましょう。 私は、皆さんから寄せられた限られた少ない情報の中(質問内容)から、その子の状態を予測してアドバイスさせて頂いております。私の理解が違っていたり、その場合は間違ったアドバイスになる可能性があること。後は私のアドバイスを上手く理解して貰えず、勘違いされたまま間違った対応をしてしまう可能性があること。その場合、お互いの間違った見解の中で対応をした場合に、悪影響が出そうなタイプの犬には、この文章を入れています。 他には、噛む、吠えるなどの問題で、アドバイスだけでは既に間に合わないレベルの問題に発展していたり、このまま普通に飼い続けると悪い状態になりそうな場合などにおいて、『早めに褒めてしつけるトレーナーさんについてください。』と言っています。 犬のしつけは早いに越した事はありません。問題が悪化してからしつけのし直しをするより、問題が悪化する前に先手を打って良い状態になれる様、早めの対応が重要なのです。 それと、金銭的な事ですが、人間の子供に教育費がかかる様に、犬達に教育費がかかるのも同じ事です。命あるものです。彼らが皆さん人間と楽しく幸せに共存する為のルール&マナーを学ぶには、トレーナーにつく『教育費』は必要なものかと思います。 ココを読んでいる方の中で、今後犬を飼おうと思っている方は、そういった費用の捻出が出来るか考えて、犬との生活を始めて頂けたらと思います。 無料のしつけ教室で回答を得られなかったとの事ですが、私も過去に無料の相談会をした事があります。それは、犬のしつけの重要性を多くの飼い主さんに知って貰う為の啓蒙活動の為に行いました。 子犬のうちからのしつけは、問題を抱えにくいので家庭犬として共存し易い犬に育てられると伝えること。 他には、残念ながら問題行動を抱えてしまった成犬の問題をそのまま放置して更に悪化させ、挙句の果てに飼いきれなくなってしまい殺処分される犬をこれ以上増やさない為にです。 ですが、参加された方の問題をその場で解決する事は出来ません(問題行動の対応は、1日で出来るものではないのです)。 無料教室当日でアドバイス出来る事は、これ以上悪化させない為の今の段階で出来る対応をお伝えする。そしてきちんと手間暇、お金をかけてでも、しつけのし直しが必要である事をお伝えします。 トレーナーについてトレーニングが必要な犬と飼い主さんには、その旨を伝えます。そしてトレーニングを開始する方は多いです。 私がこのQ&Aでお答えしているのも、全く同じ理由です。 ご理解頂けると嬉しいです。 さて、今の段階で必要なアドバイスをしましょう。 犬種的に、物を守って攻撃的になる行動が目立つ種類です。 ただ、普段物が絡まない場合には人懐こい良い子な様なので、良かったですし、きちんと対応されていた成果ですね。素晴らしいことです。 これ以上物を守る経験を積ませない為に、小物やオモチャガムなどを与えっぱなしにするのは避けましょう。家では、彼女の口の届く所に取られて困る物を置かない様にする。落とさない様にする。他には散歩中の拾い食いにも充分注意して散歩してください。 一番お困りなのは、吐いたものを守る事のようですね。 吐いた物を再び食べるという習性が犬にはあります。 ですので、吐いたら、騒がずにそのまま放置して食べさせてしまっても問題ありません。 どうしても再び食べるのが気になるのなら、家の中専用のリードを用意して、リードでコントロールし、食べさせないし、攻撃も出来ない様にコントロ−ルする作戦もあります。 が、今までの彼女の経験上、守る意識が高いので、再び食べさせまいとしてリードでコントロールしようとすると、リードを持とうとする皆さんに対して攻撃的になる可能性があります。とても危険です。 早めに褒めてしつけるトレーナーについてトレーニングを開始してください。 |
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お答えしたのは…犬の訓練士 戸田美由紀先生です。 |
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