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- ケージに入れられることが嫌いで、激しく鳴いたり脱走を試みます。八つ当たりする行為に困っています。
犬のしつけQ&A
犬のしつけについての質問と回答

八つ当たり行為に困っています。
現在、殆どのしつけも覚えて、今ではトイレ等もほぼ完璧に出来ます。
しかし困ったことに、かなり気が強い(これは獣医さんにも言われました)せいか、八つ当たり行為がどうしても止まりません。
はくあは、ケージに入れられることが嫌いです。2ヶ月目くらいからケージ内で一緒に遊ぶ・餌もケージ内で必ず摂る(今では餌を用意した瞬間、自分から喜んでケージ内に走っていきます)などし、一旦良好かに見えた時期もありましたが、最近はまたケージに入れられることを極端に嫌います。
初めはきゅんきゅんと寂しい時特有の泣き声で出して欲しいと訴えるのですが、そのうちギャンギャンという怒ったような泣き声に変化し、それでも無視をしていたらシーツを激しく引き裂く行為(食べています)をします。
その度、駄目だときつく叱り、はくあ自身もそれがしてはいけない行為ということは理解しています。(2ヶ月目くらいからシーツを食べないよう繰り返し教えていて、人が傍に居るときは決してやりません)
何度も隠れて見ていましたが、まさに八つ当たりにしか見えません。
生後45日で我が家に来て、割と直ぐに慣れたのか、夜鳴きも短い期間で止みました。トイレや待てなど、一通りの躾は比較的すぐに出来るようになりました。
ケージ内には、すのこ付きトイレを設置していますが、トイレとは認識していないようでベッドと化しています。お漏らし対策に、すのこトイレ以外の場所にもシーツを敷いています。
1週間ほど前からケージ内では全くトイレをしなくなったので、そのシーツは敷かないようにしました。
以前、トレーナーに「特に柴犬は、寝床の近くにトイレがあるのを極端に嫌うので、出来る限り遠くにトイレを設置すること」と言われていたので、最初からケージ外に本当のトイレを設置し、トイレトレーニングは主にそこでやっていたせいだと思います。現在、トイレは必ずそこでするようになっています。
先日、犬の幼稚園に体験で行ったのですが、そのときに広いサークルの中に入れられた瞬間から激しく泣いて、脱走しようと試みていました。他の参加していたわんちゃん達は、どの子もそういう子は居ませんでした。

凛世さんさん(東京都)のカルテレポート | ||||||||||||||||||
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犬の居場所で、ひとりで静かに待っていられるようにしつけるのは、今後様々な場面で役立ちます。 ですが初期のうちに、サークルやクレートの中で吠えて暴れてなどの行為をされ、飼い主さん側が根負けしてそれらの中から出してしまい、『吠えたり騒いだりすれば、出られる』と学習させてしまい、何かに静かに入っていられない犬にしてしまうケースは多いものです。 『八つ当たり』と書かれていますが、これはこのQ&Aコーナーでも良く話題になる『要求』です。キュンキュンが吠えるにエスカレートして、それでも何のリアクションも無かったので、近場の物を壊した。という要求の一種です。 要求には、完全に無視。です。 ですので、今までやっていた『八つ当たり行為に駄目ときつく叱る』という対応は、「ママからのリアクションが得られた」になっています。 激しく暴れれば、何らかのリアクションがあると認識し、『八つ当たり』行動がエスカレートしてしまったようです。 完全に無視しましょう。完全に落ち着いていない限りは外に出られない習慣にしましょう。 どんなに暴れても完全に治まるまで長いこと無視する必要があります。途中トイレをもよおしたらそこで済ませて欲しいので、トイレも中に置いておく必要があります。 庭付き一戸建てシステムを参照ください。 尚、暴れるパワーが有り余っているようなので、散歩などで運動発散を充分にさせ、疲れさせる事も忘れないようにしてください。 心配なのは、自分の思い通りにいかないと、乱暴な反応を見せてしまうようなので、きちんとコントロール出来るようにしておく必要があります。 オスワリやフセが出来るのは素晴らしい事ですが、特に重要なのは、日々の生活の中で必要な、リードや首輪をスムーズに着けさせる。素直に抱かせる。足拭きやブラッシングなどのグルーミングを上手にさせる。などの接触関連をきちんと出来る様にしておきましょう。 褒めてしつけるトレーナーについて、トレーニングを開始してください。 |
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・『八つ当たり』=『要求』。要求には、完全に無視。 ・完全に落ち着いていない限りは外に出られない習慣にする。 ・どんなに暴れても完全に治まるまで長いこと無視する。 ・途中トイレをもよおしたらそこで済ませられるよう、トイレも中に置いておく。 ・庭付き一戸建てシステムを実施する。 ・散歩などで運動発散を充分にさせ、疲れさせる ・日々の生活の中で必要な人との接触関連の行為をきちんと出来る様にしておく。 ・褒めてしつけるトレーナーについて、トレーニングを開始する。 |
お答えしたのは…犬の訓練士 戸田美由紀先生です。 |
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