夏に多い猫の病気

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猫の病気(感染症・ワクチン・アレルギーについて)

夏に多い猫の病気

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暑い時は、少しでも涼しい場所を探して寝ている猫。
夏は体をぐーんと伸ばして寝ていることが多いですね。
猫は冬に比べて、夏はそれほど苦手とは思えませんが、
夏に気をつけるべき病気がいくつかあります。
その原因と対策を見ていきましょう。

1.FLUTD(猫下部尿路疾患)

症状…尿の回数の増加→尿が出なくなる、嘔吐、元気がなくなる
予防策
(1)飲み水の場所を増やして、水を飲む回数を増やす
(2)尿結石のできにくいフードを普段から食べさせる

飲み水の場所を増やす猫で夏場に多い病気といえばFLUTDです。FLUTDとは、尿結石・血尿・頻繁で痛みを伴う排尿・尿道閉塞など様々な症状を引き起こす症候群の総称です(Feline Lower Urinary Tract Disease)。
この病気が夏に多い原因は、気温の上昇により失う水分が多くなり尿が濃縮されるためです。尿が濃くなると、尿結石のできる可能性が高くなってしまいます。
猫があまり水を飲まなくなる冬にもFLUTDは多く見られます。

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2.アレルギー性皮膚炎

アレルギー性皮膚炎は、原因別にいくつかの種類があります。

(1)アトピー性皮膚炎(免疫機能の過剰反応が原因)
(2)食餌性アレルギー性皮膚炎(何らかの食べ物が原因)
(3)アレルギー性接触性皮膚炎(皮膚に触れる何らかの物質が原因)
(4)外部寄生虫によるアレルギー性皮膚炎(ノミや蚊などが原因)

アレルギー性皮膚炎の場合、投薬でアレルギー反応を抑えますが、薬が切れるとまた症状が出ます。
それで再発を繰り返すことが多いのです。
(1)〜(3)について詳しくは、「症状から調べる 猫の病気」をご覧ください。

猫のアレルギー性皮膚炎 その1
猫のアレルギー性皮膚炎 その2

(4)外部寄生虫によるアレルギー性皮膚炎について

外出猫では外部寄生虫(ノミや蚊など)が付くことにより、それらを原因とするアレルギーもよく見られます。
猫によく見られる皮膚疾患に粟粒性皮膚炎があります。頭部から背部にかけてかさぶた状の数ミリの発疹が無数に発生し、痒みを伴います。この皮膚炎の7割ほどはノミの唾液によるアレルギーだったという報告もあります。
また、ノミの他に蚊もアレルギーの原因とあることがあります。蚊は毛の無い部分に吸血しますので猫の場合、刺されるのはほとんどが耳に集中します。猫の耳だけに発疹ができていたらそれは蚊が犯人かもしれません。
蚊のアレルギー 外部寄生虫によるアレルギー皮膚炎を予防するには、虫が寄生する前に何らかの対策をしておく必要があります。

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3.食中毒・外耳炎

<食中毒>
症状…嘔吐・下痢・重症の場合は脱水症状
予防策
(1)食事の残り物を与えない
(2)開封後のフード(特に缶詰やレトルト)はなるべくすぐに処分する

日本では猫に魚というイメージを持っている人が多く、朝ごはんの余りの魚の骨をちょっと猫に与えたりする人は結構います。しかし高温多湿の夏は腐りやすいので要注意!
また、缶詰フードでも短時間で腐敗することがあります。開封後、冷蔵庫で保存していたから大丈夫と過信しすぎるのも注意です。缶詰フードを与えている場合は缶を開封した日付を記載しておくといいでしょう。「この缶詰、いつ開けたっけ?もったいないからまあいいか…」という安易さが猫の健康を害する恐れがあります。いつ開けたかわからない怪しいものは思い切って捨ててしまいましょう。
もし食中毒症状が出て猫の便から菌が見つかった場合、抗生剤の投与を行い治療します。

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<外耳炎>
症状…膿や耳垢がでる、痒がって後ろ足で耳をかく、頭を振る
予防策
定期的に耳のお手入れを行う

外耳炎には2種類あります。

(1)細菌の繁殖による外耳炎
夏場は犬猫ともに外耳炎は多くなります。耳の内部が蒸れやすく、高温になるため細菌の繁殖が活発になります。

(2)耳ダニが原因の外耳炎

外出猫の場合は耳ダニが付き、それが原因で外耳炎になることも多く見られます。耳の中が真っ黒になり土が溜まったようになる場合が多く、耳を掃除しても翌日にはまたびっしり。この耳垢が小さなダニなのです(拡大鏡などを使って見るとゾッとします!)。

これらの外耳炎は多くが抗生物質などにより治療できます。後ろ足でボリボリ引っかけば耳が痒いと判りますが、頭をよく振るという状態をみて耳が痒いと気付いて上げられる飼い主はそう多くはいないでしょう。外耳炎は完全に予防することはできませんが、定期的に耳のお手入れを行うことによって早期発見できます。

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4.意外に少ない熱射病

犬では夏場の代表的病気である熱射病ですが、猫ではとても少ないのが現状です。犬は繋がれた場所から逃げることができずに熱さにさらされ続けるのに対し、猫をひもで繋いで飼う人はほとんどいませんので熱射病になるような場所から避難できるためでしょう。

しかし猫でも注意すべきところはあります。移動の時、通常のバッグなどをキャリーとして使用すると、通気性が悪く高温になるので要注意です。動物病院でキャリーから猫を出したら非常に苦しそうにパンチング(ハァハァと息をあげる)をしていたということはよくあります。エアコンの無い場所では熱射病にまで進行する危険があるので気をつけましょう。

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最後に…
夏場に多い猫の病気をご紹介しました。予防することは一番大切ですが、よく猫を観察し異常がある場合は、早めに獣医さんにみてもらってくださいね。

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