猫の高齢化・痴呆について考える

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猫の飼い方(猫の飼育環境・多頭飼い・子猫・高齢猫について)

猫の高齢化・痴呆について考える

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かわいい愛猫には、長生きして欲しいですよね。今回は、猫の平均寿命はどれくらい?
猫を長生きさせるための秘訣は?猫が高齢になったら何に気をつけたらよいのか?
そして、猫に痴呆はあるの?など人間と同じように訪れる猫の高齢化について考えてみましょう。

1.猫の寿命と高齢の変化

<猫の平均寿命ってどれくらい?>
猫の平均的な寿命はどれくらいかご存じでしょうか。猫の寿命は飼育環境によって大きく異なります。

完全な室内飼育の猫だと15〜16歳。 屋外にも出る猫ですと12歳前後。 全くのノラ猫の場合は5歳くらいと言われています。

多くの猫は腎不全が原因で亡くなります。腎臓が丈夫な猫ですと20歳を越える猫も案外多いです。(ただし、ノラ猫は腎臓が悪くなる前に交通事故やエイズ、白血病などのウィルスで亡くなることが多いです)

実は長生きするかどうかは遺伝子によって決まりがちなんです。20歳くらいまで長生きする猫は、長生きの遺伝子をもってるんですね。普通の猫はどんなに努力してもやはり平均的な寿命で終わってしまいます。

<高齢になるとあらわれる変化>
高齢になると多くの病気がでやすくなります。腫瘍性疾患、子宮蓄膿症やホルモンの過不足からくる病気、心臓疾患や腎疾患など高齢になると若い時は見られなかった様々な病気がでてきます。これは人間と同じですね。

また、運動性が鈍ることも多いです。今までよく遊んでいたのに遊ばなくなってきたり、寝ている時間が増えたりします。

潜伏感染していたウィルスが発症することも多いです。猫エイズは感染して発症まで平均5年。伝染性腹膜炎は10歳以上で発症する猫も多いです。

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2.猫の痴呆について

犬では11歳くらいから痴呆が見られる場合があります。15歳くらいになると症状の差はあれ、多少の痴呆と思われる行動を見せるものです。一方、猫では15歳程度で痴呆症状を疑わせる行動をするものはとてもわずかで、18歳くらいから痴呆が見られるようです。

猫の平均寿命は16歳くらいですから、痴呆になる前に何らかの病気で亡くなってしまう事がほとんどです。犬では痴呆専用食というのも市販されていますが、猫ではありません。痴呆を疑う前に病気を疑った方が長生きにつながります。

<痴呆の症状例>
●トイレの失敗
●徘徊
●食欲の亢進(よく食べる)
●旋回運動(同じ方向にグルグル周り続ける)
●後退ができない (部屋の隅で行き詰まり、方向転換できずに前進を続けようとコツンコツンといつまでも壁に頭を小突き続ける。狭い所に入り込み抜け出せない。)
●わけもなく鳴く  
●同じ部分を舐め続けたり噛み続け、自己損傷をする
●攻撃性が出る
●寝てばかりいる

<痴呆の症状と似ている病気>
●トイレの失敗
●膀胱炎
●尿石症
●食欲の亢進
●糖尿病
●寝てばかりいる
●腎不全
●まっすぐに立てなくなる
●旋回運動
●前庭疾患(平衡感覚をつかさどる脳の前庭という場所が加齢のため萎縮する病気)
●眼震盪(猫の目が水平方向に動き続ける病気)

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3.治療と予防?

一般的に痴呆は治りません。しかし、若干の改善を見ることもあります。

オメガ3脂肪酸と分類される脂質は脳の機能回復に期待が持たれています。DHA、EPAと呼ばれるもので魚の脂に含まれています。それでは猫に魚を食べさせれば良いのかというと、高齢猫では腎疾患の心配もありますのでサプリメントとして与えるのが無難でしょう。抗酸化作用のあるサプリメントも痴呆に効果が認められる事があります。

痴呆の症状が進行してしまってからではなく、痴呆かもしれないという初期の段階で予防的にこれらのサプリメントなどを摂取して進行を遅くする方が効果的です。

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4.長生きさせるポイント

一番の秘訣は何かと言われれば「外出させない」でしょうか。 野良猫の平均寿命は5年だそうです。病気を他の猫に移されたり、交通事故にあったり・・・外には危険がいっぱい。飼い猫でも外出すれば様々な危険に遭遇するわけです。 遭遇率が高いのはウィルス疾患です。ワクチンを接種していればある程度は予防できますが、エイズに関してはワクチンがありません。外出する猫のエイズと白血病ウィルスの感染率は10%という報告もあります。

<外出させない>
これは他の猫からのウィルス感染を防ぐためです。猫エイズや猫白血病のウィルスを持った猫は長生きできない事が多いです。

<ワクチンを接種する>
猫エイズや猫白血病などの感染病から愛猫を守るには、ワクチンの接種も重要です。外出しない室内飼育の場合もワクチンは必要です。

<腎臓をいたわる>
猫はなんといっても腎臓が寿命に影響を与えます。 腎臓は予備能力が大きく、全体の3分の2がダメになっていても血液検査では正常と出てしまいます。検査にひっかかった時はすでに腎臓の3分の2が失われてしまっいることも多々あります。ダメになった腎臓は元には戻りません。

▼腎臓の病気を見抜くポイント
腎機能が衰えると濃い尿が作れなくなるために薄い尿を大量にします。そのため、身体の水分が不足するのでよく水を飲むようになります。高齢猫で水をたくさん飲んでいるなと思ったら腎臓の検査をしてください。 早期に気付けば、薬や食事療法で腎臓の寿命をいくらかでも延ばすことができます。

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最後に…
年をとっても、愛猫には健康で、できるだけ長生きしてほしいですよね。そのためにも若いうちから適切な体調管理をして、老猫期にはさらに体調管理に気をつけてあげましょう。

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