生後30日で我が家にきましたが、ちょっとしたことでパニックに陥ります。遠出する時は精神安定剤を処方してもらっていますが、こういったパニック状態の時はどういった対処をしたらいいのでしょうか?

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  1. 生後30日で我が家にきましたが、ちょっとしたことでパニックに陥ります。遠出する時は精神安定剤を処方してもらっていますが、こういったパニック状態の時はどういった対処をしたらいいのでしょうか?

犬の病気Q&A

しつけ、問題行動についての質問と回答

質問

生後30日で我が家に迎えました。とても臆病な犬で、ちょっとしたことでパニックに陥ります。
いちばん困っているのが、車に乗せて苦手な場所(トンネル・暗い山道など)を通ると、とたんにブルブルと震えて、ハァハァ息づかいが荒くなり、ヨダレを垂らし、時にはヒンヒンと鳴き出します。
遠出する時は、病院から“とんぷく”という精神安定剤を処方してもらい、出掛けに飲ませると多少落ち着いていますが、効果が切れてくるとまた症状が出てきます。

質問表
gejikoさん(北海道)のカルテレポート
愛犬の名前: マロン
犬種: 雑種
愛犬の年齢: 2才
愛犬の性別: オス
去勢避妊: あり
飼育場所: 室内
家族構成: なし
【今まで試したこと】
 遠出する時は、病院から“とんぷく”という精神安定剤を処方してもらい、出掛けに飲ませると多少落ち着いていますが、効果が切れてくるとまた症状が出てきます。
こういったパニック状態の時はどういった対処をしたらいいのでしょうか?
今はなんでもないことだと理解させようと、言葉をかけたりせず平静を装って接していますが、苦しそうで心臓麻痺でも起さないかと心配です。
また、精神安定剤に頼ったままで大丈夫なのでしょうか?
質問表
問題点の解説
gejiko さんこんにちは。
マロンちゃんのようなケースは先天的臆病犬(異常な怖がりで訓練効果が得られない。生まれつき臆病であっても、訓練で克服できる範囲は正常でここのくくりには入れない)か、後天的なもの(社会化不足)、もしくはその両方が考えられます。
ただし、先天的臆病犬はごく稀です。
トラウマは特に飼い主さんが思い当たらないようであれば考えなくても良いと思いますが、カウンセリングをしたわけではないので、少し視野に入れておきましょう。

ここには詳しく書かれていないのでなんとも言えませんが

・おうちに来た日があまりにも早すぎる事
・室内で飼っている事
を考えると社会化の不足は少なくとも影響していそうですね。

社会化は生後13週齢(約生後3ヶ月)までに行わなければなりません。ワクチンが全て終ってからでは遅いと言う事になります。
また、“1ヶ月齢と言う赤ちゃんのような年齢でおうちに来てしまった事”が原因で、飼い主さんがわんちゃんに過剰に手をかけすぎてしまうことも少なくありません。
生後2ヶ月の頃は成犬に比べ恐怖には鈍感ですから"びっくり音"をどんどん聞かせ何でも見せ、何でも体験させなければなりません
(アイリスドッグコム 子犬のしつけ第5回「いよいよしつけを始めよう!」参照)。
具体的な解決策
さて、臆病になってしまった犬に対して、ほとんどの飼い主さんがしてしまうことが、大げさに“よしよし”してしまう事。これはさらに病状を悪化させてしまいます。心当たりはありませんか?

「今はなんでもないことだと理解させようと、言葉をかけたりせず平静を装って接していますが」と、言う事ですから今の対処は合っています。
もっと言うなら「いつものがでてきたね、あははは」と犬の前で笑い飛ばすぐらいで。
心配する態度も、気付かない振りもNGですね。
ただし、かなり悪くなってからでは効果は出にくいかもしれません。
病気でもそうですが、治療法と予防法はかなり違います。

かなり悪くなってしまった場合には脱感作療法と言って、少しずつ長期間掛けて慣れさせていきます。この間少しでも無理のある極端な経験は逆戻りを招くだけではなく、悪化させる事があります。例えば「車に乗せてエンジンはかけずに、布を少しずつかぶせてゆっくり暗くする」と言った事。(暗さも恐怖の原因であれば)少しずつガタガタ道にする事を何日も掛けてゆっくり行っていきますが、その間どうしても本当のトンネル通らなければならないとすると、逆戻り(1からやり直し)もしくは悪化すると言う事になりますから要注意。
さらにトレーニング期間内は出来る限り毎日行わなければなりません。
年単位で獣医さんの指導の下、お近くの訓練士さんに相談される事をお勧めします。

基本的に訓練法は雷恐怖症や分離不安症に酷似していますので、参考にしてみてください。
アイリスペットどっとコム犬のしつけ相談室「雷恐怖症」
アイリスペットどっとコム犬のしつけ相談室「分離不安症」

【精神安定剤について】
精神安定剤についてですが、日本の文化では受け入れにくいとは思いますが、欧米では薬を使っていくのはよくある事です。
心配なら「お薬は将来的に減らせるか」「副作用はあるか」、「薬が効かなくなって投与量が増えたりする可能性はあるか」等、かかりつけの獣医さんに問題がないか良く相談しましょう。
飼い主さんは往々にして、獣医さんに何か言われると素直に「はい」と言って終ってしまうので疑問が残ったままになりがちです。聞けばきっと判り易く説明してくれますよ。獣医さんも聞かれないとわざわざ説明したりしないと思いますので。
お答えしたのは…犬の訓練士 渡辺麻紀先生です。
  • ※アイリスプラザに移動します。
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