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ワンコのおいしいレシピ


岸先生Q&A 〜ワンコのかんたん栄養学〜

高柳きみこ先生
ペットケアアドバイザー
岸美加子先生

★なぜワンコには人間の食事を与えてはいけないの?
人間にとっては良いものでも、犬には有害なものがあります。人間用に調理された料理には、犬が食べてはいけない物が使われているので、犬に害を与えかねません。
下記に、犬が食べてはいけない物の例を挙げ、理由を説明します。

【犬が食べてはいけない物】
(1)タマネギ、ネギ類
  犬にタマネギを大量に与えてしまうと、血尿が出ます。これは、たまねぎに含まれる成分が溶血作用(赤血球を溶かすこと)を起こすことが原因です。この成分は加熱しても破壊されないため、タマネギやネギを使った料理を与えると危険です。コンソメなどスープのだしにも大量に使用されている場合があるので注意しましょう。また、タマネギの入った味噌汁のおつゆなども(タマネギそのものではなくゆで汁も)与えないほうが懸命です。犬の体重1kgあたり、タマネギ15〜20gを与えると、貧血を起こすといわれています。食べたら即死亡というわけではありませんが、十分注意してください。

※犬の中毒については、犬特集「中毒と誤飲」をご覧ください。
 →犬特集「中毒と誤飲」
 
(2)香辛料
  香辛料は、人には食欲増進や臭み取りなど欠かせないものですが、犬にとっては胃を刺激してしまう物です。また肝臓や腎臓に負担がかかります。
 
(3)塩分の多すぎるもの
  塩分は犬の体にとって必要なものですが、多すぎると肝臓や心臓に負担をかけるので注意が必要です。人間がおいしいと感じる味付け(塩分)は、犬の必要量の約2.6倍もあります。
   
(4)その他
  鮮度の落ちた魚、鶏や鯛の骨(割れたときに尖っていて危険)、牛乳(犬によっては下痢をする)は摂取しない方がいいでしょう。また、甘いもの、野菜や果物は、少量なら可ですが、多量に摂取しないようにしましょう。


★ワンコと人間の、必要な栄養素の違いって?
三大栄養素(タンパク質、脂肪、炭水化物)や、ビタミン、ミネラルの働きは、犬も人も同じであると考えられますが、必要とする栄養素の量に大きな違いがあります。
たとえば成犬と成人の場合、タンパク質は体重1kgあたりの換算で約4倍も犬のほうが多く必要とします。カロリーも1.3〜3.1倍も犬のほうが多く必要です。ミネラルではカルシウムとリンが人の20倍以上必要です。中にはビタミンB6や葉酸のように人の方が多く必要とするものもありますが、ほとんどは犬のほうが多く必要とします。
ただし、犬はビタミンCを体内で合成できるので人間のように必要とはしません。


★ワンコにオススメの食材は?
<高蛋白低脂肪のもの>
  ささみ、卵(ただし生卵はNG)、新鮮な白身魚など
<カルシウムを多く含むもの>
  煮干し(低塩分のもの)、スキムミルク、ヨーグルト、チーズ(ただしカロリーに注意)など


★おやつってどれくらいあげてもいいの?
日本のペットフード公正取引協議会の指針では、おやつ(間食)の給与量算出は体重、成長段階別に犬の1日に必要とするエネルギー量の20%以内とされています。主食を十分に与えている場合、おやつはコミュニケーションの手段にとどめ、少ない量を何回かに分けて与えるようにしましょう。


★果物は食べさせてもいいの?
絶対に食べさせてはいけないものではありませんが、必要はないものです(犬はビタミンCを体内で合成できるため)。不足しがちな食物繊維を補給するにしても野菜のほうがいいですし、野菜にしても果物にしても与えすぎは下痢になる可能性があります。犬が好んでいる場合は、少量を心がけましょう。


★ダイエットしたいワンコの場合、どんな食事がいいの?
毎日十分な散歩をしている場合、肥満はエネルギーの過剰摂取が原因です。ダイエットは「摂取カロリーのコントロール」につきます。
 ≪参考≫
  →犬のエネルギー所要量

その場合、体重別の数値をそのまま引用すると肥っている体重を維持してしまうことになります。犬種ごとの平均体重を調べ目安にすると良いでしょう。どうしてもたくさん食べさてあげたい方も、水分でかさを増やすなどカロリーを上げない努力をすることが本当の愛情と心得てください。


★高齢犬に適した食事って?
高齢でも元気ならば、若い犬と分けて考える必要はありません。ただ、目に見えて食欲が下がっている場合は少ない量で必要エネルギーが摂取できるように、また、硬いものを残すようなときはやわらかい食べやすいものを、といったようにそれぞれに合わせて対応してあげるのがベストです。


★子犬に特に必要な栄養素ってあるの?
子犬は全般的にどの栄養素でも多くの量を必要とします(特にタンパク質を多く必要とします)。体重1kgあたりのエネルギー所要量は成犬期の2倍です。成長期なので人と同じようにカルシウムなど十分に摂取させてあげましょう。
<子犬の食事の注意点>
(1) 月齢3ヶ月までにいろいろな食物やフードを少しずつ与え、偏食しない子犬に育てる。
(2) タンパク質を十分に与えることにより基礎体力をつけ、免疫力を高める。
(3) 栄養をバランスよく与えることにより脳の形成を促し、子犬の学習能力を高める。


以上のことを参考に、おいしくて楽しい「ワンコの手作りごはん」を作ってあげてくださいね!
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