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フィラリア虫について

フィラリア虫はウイルスや細菌ではなく、回虫などと同じ体内に寄生する線虫の仲間です。蚊を媒介とするので、吸血する蚊が棲息できるエリアに住む犬、オオカミ、コヨーテ、キツネ、タヌキ、クマ、イタチ、フェレット、アライグマ、ネコ、温暖地域に棲息するアシカなど食肉目の動物、まれに人間にも感染します。
夏場、高温多湿となる日本では蚊の繁殖が容易で、すべての蚊を排除することは不可能です。
フィラリア虫は体内で異物と判断されますが、免疫力で排除できないので、投薬による駆虫で対処します。
薬の開発も進んで、罹患していても治療ができるようになりましたが、後遺症は残ります。

動物病院の診察室などで標本を見たことのある人も多いと思いますが、 フィラリアの成虫は、細長い素麺のような姿をしています。
オスが体長約10〜20cm、メスは約25〜30cmにもなります。
投薬駆虫されない場合の成虫は5〜6年の寿命があり、 成虫のみが犬の健康に深刻な被害を与えます。

フェラリアの♀成虫は長いもので30cm

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フィラリア虫のライフサイクル

フィラリア虫は卵を産まない卵胎生です。成虫となって交尾を終えたメスは1日に2,000〜3,000匹もの幼虫を生み続けます。
生まれたばかりの幼虫をミクロフィラリアと呼び、幼虫は5つのステージで成長します。
成長段階はミクロフィラリアをL1とし、脱皮ごとにL2、L3、L4、L5と表記されます。
Lは「Larva・幼虫」の意味です。L1〜L5を経て成虫になります。

上の表をご覧ください。

L1のミクロフィラリアは血液中を漂いながら蚊に吸血されるのを待ちます。吸血されなかったミクロフィラリアは成長せずに2年程度で死滅します。

蚊の体内に入ったミクロフィラリアは蚊の免疫抵抗や、蚊自体の衰弱により死ぬものもいますが、生き残ったミクロフィラリアは2〜3週間程で2回の脱皮を経て感染可能なL3に成長し、蚊の口吻に移動します。
段階の幼虫はL1よりも大きくなっているので犬の体に注入されるのではなく、吸血時に出される唾液とともに犬の皮膚に落ち、吸血で傷つけられた穴を目指して侵入を果たします。

犬の体内に入ったL3は2回脱皮してL5に成長し、血管に入って成長しながら肺動脈を目指します。
肺動脈に辿り着き成虫となったフィラリア虫はL3で侵入してから6〜7ヶ月後に交尾、産卵します。


フィラリア虫のライフサイクルを図説するとこのようになります。

薬による駆虫がされなければ、さらなる感染により成虫はどんどん増えます。
増え過ぎた成虫は肺動脈に収まりきれなくなり、心臓の右心室にたまって、よく見られる標本のような心臓にびっしり集った状態となります。大量の成虫を抱えた犬は心肺の働きを阻害され、さまざまな合併症を起こして死に至ります。
この死に至るまでの期間が、かつての平均寿命、8年未満と合致するわけです。

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