パグの全てがわかる パグ辞典

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  1. パグの健康面で気をつけること〜健康管理・手入れ

パグの全てがわかる パグ辞典

3.パグの健康管理・お手入れ

パグの健康管理

品種改良により、極端な短吻になったパグは、頭部や気管に遺伝性疾患が出やすい犬種です。主治医の他にも救急病院やセカンドオピニオンも見つけておいてください。 あらかじめペット保険に加入しておくと、いざという時の助けにもなります。

パグは食いしん坊でおねだり上手なため、ついおやつを与えてしまいがちです。パグは肥満になりやすく体型もがっちりしているので、太ると身動きが鈍くなり、四肢にも負担がかかりますので運動で痩せさせることが難しくなります。肥満は 万病のもと、人間にはひとつまみのスナックでも、パグのサイズに置き換えたら、かなりの量であることをイメージしましょう。

目の病気:眼球の収まっている部分(眼窩・がんか)が浅いパグは、頭部に強い衝撃を受けた時や、眼球の奥に腫瘍ができると眼球が飛び出してしまうことがあります。(眼球突出) 症状は瞼が閉じられない程度に突出したものから、完全に眼窩から外れてぶら下がってしまうものもあります。 慌てて戻そうとすると瞼を巻き込んで眼球や神経を傷つけますので、触らないほうが無難です。 眼球が乾かないよう生理食塩水か清潔な水道水で湿らせた布で顔を覆い、すぐに病院へ連れて行ってください。 一刻を争いますので、先に病院へ連絡を入れておきましょう。

眼球と骨のイラスト

見た目に異常がなくても涙がいつもより多く出ていたり、目をしきりにこするようであれば、何らかの異常があるサインです。できるだけ早く受診しましょう。

呼吸系:もともと奥行きのある頭骨を縮めた関係で、パグは軟口蓋が厚く気道が狭くなっています。 軽い運動でもすぐ息が上がり、荒い呼吸をします。暑い場所での運動や、過度に興奮させないよう注意してください。 眠っている時にはいびきをかきますが、あまりに音が大きい場合は生まれつき鼻の穴が狭まっている鼻腔狭窄の疑いもあります。 症状が重い場合は鼻孔を広げる、軟口蓋を切除する、気管の切開などの手術を行います。

逆くしゃみ:逆くしゃみとは鼻孔から連続的に空気を吸い込む発作性呼吸です。 何の前ぶれもなく急に苦しそうに鼻を鳴らすので、初めて見る人には嘔吐しかけているように見えるかもしれませんが、吐くようなことはなく、数十秒で症状は治まります。原因はよく分かっておらず何度も繰り返すことがあります。 特定のツボをマッサージすると症状が軽減したという例もあります。

気管虚脱:遺伝的要素や肥満で気管が狭くなっている状態を気管虚脱と言います。 症状は4段階に分けられ、軽度なら投薬、重度の場合は手術を行います。 パグの場合は太らせて気管を圧迫させないように注意し、また散歩する時は、呼吸を妨げないようハーネスを使用しましょう。 すでに症状が認められる場合は気温が高い時間帯の散歩は避け、涼しくなってからにしましょう。

パグの画像

おやつのガムやジャーキーは、丸呑みしても喉に詰まらない大きさにして与えてください。シリコンゴムのおもちゃを噛みちぎって飲み込むケースもありますので、おもちゃ選びには注意が必要です。気道が狭いので大きな塊が喉を塞ぐと吐き出す前に窒息する恐れがあります。

パグは暑さ寒さが苦手です。留守にする場合、冬は専用のホットカーペットや潜り込んで暖をとれるようなベッド、夏は冷房が必須で、他に涼をとれるマット、アルミプレート、たっぷりの飲み水が必要です。落雷による停電や、ブレーカーが落ちたことによってクーラーが効かなくなる場合もありますので、心配なときはペットシッターや、ペットショップの一時預かりなどを利用しましょう。車で一緒に出かける時は、決して車内に残しておかないようにしてください。マズルが短い犬種は熱い外気を冷やすことなく体内に入れてしまうので、短時間で熱中症に陥ります。キャリーに入れて乗せる場合はクーラーの冷気がよく回っているか確かめてください。

脳の病気:壊死性髄膜脳炎:原因不明で治療法も確立されていない難病です。パグに多いのでパグ脳炎と呼ばれることもあります。症状を和らげる延命治療は可能ですが完治はできません。初期段階では運動失調や視力障害を発症し、最終的には脳が壊死を起こし死に至ります。この病気を発症しやすい犬種は小型犬であることと、水頭症やてんかんの発症例が多く、短いマズル、丸い頭を持つなど共通点があるので、解明が待たれるところです。

歯の健康:生後3、4ヶ月頃から乳歯が抜け、7ヶ月には全て永久歯に生え変わります。まれに乳歯がいつまでも抜けず、永久歯が斜めに生えるなどして噛み合わせがおかしくなるケースがあります。一般の検診も兼ねて適度な時期に永久歯のチェックをしてもらいましょう。定期的な歯磨きも歯石の沈着予防に役立ちます。

関節や骨格:肥満による椎間板ヘルニア、遺伝的に膝蓋骨脱臼も多い犬種です。散歩を嫌がったり、歩き方に異常が認められたら、早めに受診しましょう。

パグのお手入れ方法

普段のお手入れはブラッシングで抜け毛やホコリを取り、被毛の手触りが悪くなったら入浴させます。 耳の中や顔のシワに皮脂汚れがたまりやすく、雑菌の繁殖から皮膚炎を起こすことがあります。 ウエットフードを食べた後は汁気や食べかすがシワに入り込んでいることがありますので食後によく見てあげましょう。 蒸れやすい梅雨時から夏場、高齢期や病気などで免疫力が落ちたときも皮膚炎を発症しますので、汚れや臭いが気になったら入浴させます。 耳の中やシワの間は乾きにくいので、綿棒などで水分をしっかり取り除いてください。

ライター:R・Yamamoto

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